HOME VTとQQEの導入 QQEの基礎 平均足 QQEの応用 World空間



QQEを使ってのトレードはもっともシンプルで、エントリーの位置がとても分かりやすくなっています。
まずはその基本からしっかりと覚えてください。
まずQQEインディケーターは3本の移動平均線から構成されています。
下の図では、説明のため見やすいようにQQEインディケーターの領域を広げていますが、青い線はこのQQEでもっとも重要視してみなければいけないRSIの移動平均線です。
ピンクの線は、ATRFast移動平均線、茶色の線はATRSlow移動平均線になります。


特徴は、ピンクのFast移動線は普段は青のRSIと茶のSlowの間にあるということです。
そのピンクのFast移動線の上に、青いRSI移動線があるときは、トレンドは上昇トレンドになっています。
逆にピンクのFast移動線の下に、青いRSI移動線があるときは、トレンドは下降トレンドになっています。
また黄色い矢印で示している赤い点線のラインがありますが、上のラインはレベル70ライン、下のラインはレベル30ラインで、レベル70を超えてきた場合は買われすぎ、レベル30を超えた場合には売られすぎ、というゾーンを表しますので、この基本的な見方はしっかり頭に入れておいてください。





<買われすぎ・売られすぎ>


QQEにおいてRSI移動平均線がもっとも重要であることは冒頭で述べましたが、RSIは相対力指数でもあります、相対力というのは、簡単に言えば、売る力と買う力のバランスの数値ということになります。
市場は常に、この売る力と買う力が引き合って動いています。
買う力が勝っているときは、チャートは右肩上がり(上昇)になり、売る力が勝れば右肩下がり(下降)になって行きますが、それも永久に続くわけではありません、どこかで過剰な状況を作り出し、市場は気がつき始めます、その両方の力がどちらか過剰な域に入ったことを知らせるのが、レベル70とレベル30の位置になります。
その過剰域に達すると、市場は反転を始めます。
もちろんこれは、見る時間足のチャートによっても違ってきます、5分足チャートで買われ過ぎ、売られすぎゾーンに入っても、30分足や2時間足でも同じではありません、あくまでも、その見るチャートの時間足のスパンで捉えた指標になりますから、それぞれのトレードのスパンで参考にしなければなりません。
こうして市場の動きはピンポン玉のように、上に行けば弾かれて下に下がり、下に行けば弾かれて上に上がる運動を繰り返しています、レベル70とレベル30は上と下にある、ピンポン玉を弾き返す壁のようなものだと私は思っています。


<ポジションはどこで入れるのか>


次に実際にポジション取りをするときのタイミングを、下の図を参考にしながら解説をしていきます。
下の図はGBP/JPYの5分足チャートを参考にしていますが、ショートポジションを取るときのタイミングになります。
まず黄色の矢印で示されているところを見てください、青い線のRSIがピンクの線のFastを上から下に突き抜けてきています、これはトレンドの切り替わりの予告ゾーンに入ったサインになります。このときのレートは146.74付近にあります、次に緑の矢印で示されているところは、さらにRSIが茶色の線であるSlowを上から下に突き抜けてきました、これでトレンドが完全に切り替わったというサインになります。このときのレートは146.67付近にあります。


ポジションの取りどころは、結果論で見ればRSIがFastを突き抜けたところが、ポジション取りの最高の場所になりますが、普通はさらにRSIがSlowを突き抜けたのを確認してポジション取りをしたほうが、より確実性は高くなります。


ここではショートポジションの取り方で説明をしていますが、ロングポジションを取るときも同じことが言えます。
つまり、RSIがFastを下から上に突き抜けたときが、そろそろ上昇相場に切り替わるぞというサインになり、その後RSIがSlowを下から上に突き抜けたときが、上昇相場になったことを表すサインになるということです。


たまに、RSIがFastとSlowをほぼ同時に突き抜けるときがありますが、そんなときは躊躇せずポジション取りをしていくときですが、どんなテクニカル指標であっても100%完全なものはありません。
過信をすると手痛い思いをさせられるときがありますので、過信は禁物です。