HOME VTとQQEの導入 QQEの基礎 平均足 QQEの応用 World空間



 <QQEオリジナル定数値とアレンジ定数値>


QQEのオリジナル定数値というのは、チャートにQQEを表示させたときに、定数値は何も変更せずそのまま表示させている状態がオリジナル定数値です。
このオリジナル定数値もそれなりの威力を発揮しますが、私がこれまで使ってきたなかで感じていたのは、時折ブレが生じることに懸念を感じていました。
ブレが生じるというのは、RSIの移動が細かく動くため、Fastにクロスする頻度が高いのです、そのままトレンドが変わればいいのですが、トレンドに変わらず、またもとのところに出てきたらダマシにあう状態になります。
そこで、ブレをなるべく少なくするにはどうしたらいいのか考えた結果、オリジナルの数値を変更することにより、ブレが少なくなることを発見しました。
しかし、ブレが少なくなるという利点があれば、リスクはそれだけ大きくなります。


ブレが少ない分、急激な値動きの変化にはついていけなくなることと、最大ドローダウンの幅が広がります。
ブレが多くあると、エントリーと決済の頻度は多くなります、しかしブレを少なくすることで、エントリーと決済の頻度は低くなるわけです、その分マイナスするときの幅を大きめに見積もらなければならなくなるということになります。


どちらをメインで使うかは、なんともいえません、それは使う人の技量と、性格と、資金量等など多くのファクターによって結果に差が生じるからです。
以下の表はオリジナル定数値とアレンジ定数値を比べたものです。アレンジ定数にされる場合は、この表の数値どおりにQQEのプロパティー画面から変更を加えてください。



<オリジナル定数値> <アレンジ定数値>



下のチャート図はオリジナル定数値のQQEインディケーター図と、アレンジ低数値のQQEインディケーター図を拡大して比べています、それぞれの図をよくご覧になり、自分にどちらが合っているのか判断の参考にしてください。





上のチャート図と、下のチャート図はまったく同じ時間のチャート図で比べています、オリジナルQQE低数値の青い線で表示されているRSI移動線の動きを見ると、角ばって移動しており、その分黄色い矢印で示されたところは、ブレ(ダマシ)の位置を指しています。
下のアレンジ定数値QQEのRSIの移動線は、上と比べやや滑らかに移動しています。
そしてロング・ショートの合計エントリー回数はオリジナルが15回なのに対して、アレンジは14回となっています。
決定的な違いは、ブレの回数がオリジナル5回に対して、アレンジは2回と半分以下であるということです。





以上、オリジナルとアレンジを見比べていただきましたが、私は普段アレンジの5分足、15分足、30分足、2時間足をいつでも表示できるように立ち上げています、そのほかにオリジナルの5分足も立ち上げていますので、合計五つのチャートをいつでもすぐに見れるように立ち上げています。
しかし、あまり多くの情報はかえって迷いの元にもなります、トレンドがはっきりきれいに推移しているときは、私はアレンジのほうの5分足だけでトレードしています。
他の時間足を参考にするときというのは、レンジ(ボックス相場)になったとき、近い足では全体の流れが見失いがちになりますので、そのとき15分・30分・2時間と順を追って見ていき、トレンドが今どちらに向かおうとしているのか、推測の参考に見るようにしています。